あの日、彼の部屋で独り、夜を過ごしていた。
うとうとしては目を覚ますの繰り返しで朝を迎えた。

私は泣いただろうか?

あの時点で、もう涙は枯れていたかも知れない。

ワンボックスに荷物を押し込んで出発した。
昼過ぎ、快晴。
サイドミラーの中でだんだん小さくなる姿。
アクセルを離せば止められたのだろうけど、そうしてはいけなかった。
彼は、あの場所で何を思い、見送ったのだろう。

ぼんやりとかすんでは、時折、鮮明になる記憶。
この3年という時間は何なのだろう。

今日からでいい。
新しい私を始めよう。
3年前と比べたら、少しは強くなれている。

対人、関係。

2005年6月24日 日常
押したり引いたりの駆け引きを楽しめるのも、その間柄にどんなかたちであれ、好意が存在すればの話で、
その好意が微塵も発生する前では、いくら押しに弱い私でも、さすがに引いてしまう。

そんなわけで、今日は機嫌が悪い。

The Life.

2005年5月20日 日常
「あなたの人生は何でできているか。」と問われれば、
「私の人生は言葉でできています。」と応えるでしょう。

幼い記憶の母のひとこと。
夢中で読んだ本の大好きな一節。
時間を持て余していた頃の当てもない友との会話。
流れ星の下の愛の言葉。

解け始めると意外と脆く、いとも簡単に崩れ始めた。
行き場を失って溢れる想いは、今や躊躇なく草木に注がれる。

バラが咲いた。
真っ赤なバラが。

私の愛は、きっとまだちゃんと存在する。
ほんの小さなしるし。
一、できる限りの暗闇であること。
一、他人の体温が傍にあること。
一、他人の心拍、及び呼吸が傍で聞こえること。

そんなわけで、しばらく安眠した記憶が無い。

例えばそれは彼の影響であるとして、その思い出がどんなに苦くて、どんなに深い傷でも、共に過ごした時間を無にしたいとは思わないのです。
"今"を少なからず形成している記憶。
あなたが居なければ、私は在り得ないのだから。

夜に願いを。

2005年5月12日 日常
千鳥足で降り立つホーム。人の渦に巻き込まれる。
想像以上に多い降車率に意味も無く安心する。

取り留めの無い考えに支配される。
例えば、日記のことだとか
例えば、どうして神様は私に歌をうまく歌える才能や、ギターを上手に弾ける才能を与えてくれなかったのかとか。
例えば、明日からの生活のことだとか。
支離滅裂に、思うが侭に。

湿度を帯びた夜気を胸にいっぱい吸い込んで、独りの夜に備える。

R246。

2005年5月8日 日常
蒼く白んでいく朝を愛車で進んでいく。
まっすぐまっすぐ。
今日から明日へ続く、確かな道。
今、唯一信じられるもの。

最高の青春を共に過ごした友等の姿は、何よりも力になる。

いつか一緒に見た夢を、それぞれ変化させながら成長していく途中。始終、笑顔で過ごした時間。
気がつけば、時間はその場で止まったままなのかもしれない。。。

カーテンを引いて夜を作り直す。
夢から現実に戻る瞬間。
なんだか急に悲しい気持ちに支配されて、どうしようもなくなった。
ふいに訪れるそれは、どうにも回避できない。

甘くて甘くて悲しいハッピーエンドの映画を見ようと思った。

静かに朝を迎える時間。
明日を少しでも明るく迎えられますように。
ほんの隣の駅。
同じような、でも少し違う空気の流れる町。

広くなったベランダと、木瓜の鉢植えと新生活始めました。
日光がたっぷり入るキッチンと、新しいベッドと、相変わらず狂ったままの掛け時計。

新生活始めました。
何かいいこと、ありますように。

冬がはじまるよ。

2004年12月14日 趣味
灰色の空を渡る、 
白鳥を思い出していた。

降りしきる雪のひらと
もみじの葉ほどの小さな手。
赤い上着、こぼれる笑顔。

幼い頃、与えてもらったもの全てどこかに忘れてきてしまった。

夜明けを待つ時間。

2004年12月5日
吹き荒れる風。激しくたたく雨に目を覚ました。

全くの暗闇。

今の私に足りないものは、小さくていい。
夜の町を覗く為の窓だ。

落差。

2004年11月25日
目覚める前から私の身体は、
小さな早鐘を打つ心臓に支配されてしまった。
昨晩過ごした楽しい時間と、
今日から始まるストレスだらけの日々。

1/9490days

2004年11月17日
マックでランチ。
本を読みながらスタバでゆっくりして、
夕食は宅配ピザ。

26歳ってそんなもんか。
そんなもんかも知れない。

さようなら。

2004年11月16日 日常
25歳最後の日は、言ってしまえば最悪な一日だった。
ストレスでいっぱいの一日。
今日くらい穏やかに過ごしたかったのに。。。

さようなら、今日までの私、さようなら。
午後3時。
仕事を抜け出して、ふと立ち止まる駅前。
雨が上がった高い空。早足で流れる白い雲。
心地よい風に無理やり背を押されながら前へ前へ。
今日の私も明日の私も明後日の私も何も変わらない。
きっと。
今日も明日も明後日も変わらず空を見上げられますように。。。

言い訳。

2004年11月13日 日常
私の行動など何の考慮も無く思いつくがまま、ただ体が動くだけ。
あとさき考えず毎日を過ごしている。
今日も反省ばかりの一日。。。

最近、今までに増して夜更かしを頻繁にしている。
前述のとおり何の考えもなく。。。
気が付けば睡眠時間4,5時間。本来なら10時間必要な人間なのに!!
後付の言い訳でしかないのだけれど、きっと無意識のうちに残りわずかとなった25歳の時間を満喫しているんだ。
1分1秒とただただ過ぎていく時間。。。
そんな中で、今出来ることを模索している。
やり残してきた事を少しでも消化しようとヤケになっている。

嗚呼、今日も何の糸口も見付けられないまま夜が明ける。。。
帰宅したら図書館からのメール!!
“海辺のカフカ”の準備が出来ました。とのこと。
わーい。
明日、朝一で借りに行こう。
2週間で上下巻読破に向けて!!
。。。また寝不足の予感。。。

心休まる場所。

2004年11月11日 日常
近頃の落ち込み気分を何とか払拭しようと久しぶりに図書館に出かけた。
どうしても村上春樹の気分だったので、館内の端末で検索したら“アフターダーク”は300人弱の予約待ち!!残念。。。
第二希望の“海辺のカフカ”は5人待ち。
しょうがないので予約待ちに登録して手ぶらで退散。
それでも、図書館の雰囲気に満たされた。
少し余裕を持てたかなー。

東京を見下ろす。

2004年11月10日 日常
昼間から渋谷にてシャンパンの試飲会。
ホテルの最上階のバーは、陽の光が差し込んでくるにもかかわらず大人の雰囲気満点。革張りのゆったりしたソファだとか見晴らしのいいカウンターだとか。いつか夜に訪ねてみたい。
いつか、もっと大人になったら。。。
夜はオフィス街の高層ビルで食事会。
明らかに馴染まない街を掻き分けながらとぼとぼと。
それでもテーブルについてしまえば、そんなことも忘れて夢中で時間を過ごす。
美味しい食事と楽しいひとときは、日頃のストレスの一番の良薬。
ふと目前のビルの明かりに見とれる時間。
あー。明日からまた仕事だー。
どんな本でも、読み始めると夢中になって時間を見つけてはページを繰っている。
でも、その時間がなかなかなくて読み終えるまでには相当の期間を要してしまう。
“ハリーポッター”の第5巻にてこずり、この本を手に入れてから1ヶ月弱!!やっと読み終わりましたー。

読書感想文と言うものは昔から苦手なんですが。。。
これまでの作品では、私の毎日の生活からかけ離れた出来事と、分かりすぎるくらいに痛い気持ちとが、現実の世界と本の世界をうまく繋げてのめりこんでしまう様な、疑似体験をしているような感覚が心地よくて読んでいたんですが、今回の作品は兄弟が主役、比較的平穏な生活のお話ということもあってスラーッと読み終わってしまいました。
いや、どうなんでしょう?私は鈍感なほうなので何か大きな出来事が起こらないと満足できないと言うか。。。ドキドキするくらいスリリングなお話のほうが好きなのかも。
と言うことです。(?!)もうそろそろ感想を書くのが辛くなってきたので切り上げます。
次は何を読もうかなー。

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