間宮兄弟。(江國香織)やっと読破。
2004年11月9日 読書
どんな本でも、読み始めると夢中になって時間を見つけてはページを繰っている。
でも、その時間がなかなかなくて読み終えるまでには相当の期間を要してしまう。
“ハリーポッター”の第5巻にてこずり、この本を手に入れてから1ヶ月弱!!やっと読み終わりましたー。
読書感想文と言うものは昔から苦手なんですが。。。
これまでの作品では、私の毎日の生活からかけ離れた出来事と、分かりすぎるくらいに痛い気持ちとが、現実の世界と本の世界をうまく繋げてのめりこんでしまう様な、疑似体験をしているような感覚が心地よくて読んでいたんですが、今回の作品は兄弟が主役、比較的平穏な生活のお話ということもあってスラーッと読み終わってしまいました。
いや、どうなんでしょう?私は鈍感なほうなので何か大きな出来事が起こらないと満足できないと言うか。。。ドキドキするくらいスリリングなお話のほうが好きなのかも。
と言うことです。(?!)もうそろそろ感想を書くのが辛くなってきたので切り上げます。
次は何を読もうかなー。
でも、その時間がなかなかなくて読み終えるまでには相当の期間を要してしまう。
“ハリーポッター”の第5巻にてこずり、この本を手に入れてから1ヶ月弱!!やっと読み終わりましたー。
読書感想文と言うものは昔から苦手なんですが。。。
これまでの作品では、私の毎日の生活からかけ離れた出来事と、分かりすぎるくらいに痛い気持ちとが、現実の世界と本の世界をうまく繋げてのめりこんでしまう様な、疑似体験をしているような感覚が心地よくて読んでいたんですが、今回の作品は兄弟が主役、比較的平穏な生活のお話ということもあってスラーッと読み終わってしまいました。
いや、どうなんでしょう?私は鈍感なほうなので何か大きな出来事が起こらないと満足できないと言うか。。。ドキドキするくらいスリリングなお話のほうが好きなのかも。
と言うことです。(?!)もうそろそろ感想を書くのが辛くなってきたので切り上げます。
次は何を読もうかなー。
ワイン一杯だけの真実
2004年7月25日 読書
先日、図書館で借りてきた中の一冊。
23日までに返さなきゃいけないんぢゃなかったっけ?
。。。
村上龍という人との出会いは、高校生のとき。
例によって図書館にて。
丁度今頃の、夏の暑いさなか。
課題の感想文を書くための本を探しに訪れたオアシスは、
宿題を涼しい場所で片付けてしまおうという学生で満杯だった。
高校生にもなったし、芥川賞だとか直木賞だか、そういう本にしようと思って手に取ったのが"限りなく透明に近いブルー"。
それまでは、長野まゆみばかり読み漁っていて、とってもわかりやすいファンタジー小説(?)専門だった女子高生が村上龍を開くとどうなるか。
衝撃的ですよね、間違いなく。
思い切りコンクリートの壁に打ち付けられたような。
水につけた顔を、手で押さえられているような。
ほんの数メートル先に爆弾を落とされたような。
目の前で誰かを亡くしたような。
ほとんど泣きたい気持ちでやっと一ページ読み終えたけれど、ショックのあまり次のページを繰ることができず敢え無く断念。
それからの3年間、一度も感想文を提出しないまま過ごした。
今、この人の本を手にとって読んでみる。
その当時と変わらない人の文章ではあるけれども、読めてしまうのは、成長したからなんでしょう。酸いも甘いも痛みも、いろいろ経験して経てきたから。
あのころの、なんて純粋無垢だったことか。
この本を借りたのは、ワインがすきだから。それと、村上龍という人に対するリベンジだったのです。
この本の中で、私によく似た人を見つけた。
彼女は、恋人である男性からの絵葉書を待つために海の傍に暮らす。ずっと海を眺めながらただ絵葉書を待つ。そのほかには何もしない。
そんな自由が欲しい。そんな風に自由に生きたい。
23日までに返さなきゃいけないんぢゃなかったっけ?
。。。
村上龍という人との出会いは、高校生のとき。
例によって図書館にて。
丁度今頃の、夏の暑いさなか。
課題の感想文を書くための本を探しに訪れたオアシスは、
宿題を涼しい場所で片付けてしまおうという学生で満杯だった。
高校生にもなったし、芥川賞だとか直木賞だか、そういう本にしようと思って手に取ったのが"限りなく透明に近いブルー"。
それまでは、長野まゆみばかり読み漁っていて、とってもわかりやすいファンタジー小説(?)専門だった女子高生が村上龍を開くとどうなるか。
衝撃的ですよね、間違いなく。
思い切りコンクリートの壁に打ち付けられたような。
水につけた顔を、手で押さえられているような。
ほんの数メートル先に爆弾を落とされたような。
目の前で誰かを亡くしたような。
ほとんど泣きたい気持ちでやっと一ページ読み終えたけれど、ショックのあまり次のページを繰ることができず敢え無く断念。
それからの3年間、一度も感想文を提出しないまま過ごした。
今、この人の本を手にとって読んでみる。
その当時と変わらない人の文章ではあるけれども、読めてしまうのは、成長したからなんでしょう。酸いも甘いも痛みも、いろいろ経験して経てきたから。
あのころの、なんて純粋無垢だったことか。
この本を借りたのは、ワインがすきだから。それと、村上龍という人に対するリベンジだったのです。
この本の中で、私によく似た人を見つけた。
彼女は、恋人である男性からの絵葉書を待つために海の傍に暮らす。ずっと海を眺めながらただ絵葉書を待つ。そのほかには何もしない。
そんな自由が欲しい。そんな風に自由に生きたい。